走行車両重量分析サービス(B-WIM)

B-WIM(Bridge-Weigh-In-Motion)は,動いているクルマの重さを量る技術です.
橋梁の疲労問題を考える上では,交通量と車両重量が重要な要素となります.

橋梁の動的ひずみからリアルタイムで車両台数や重量,走行速度などを算出する「走行車両重量分析サービス」をご提供いたします.

 
 

交通荷重把握の重要性

橋梁などの道路構造物や舗装に対する維持管理を効率的に行う上で,交通量のみならず,交通荷重の特性を継続的に把握することは極めて重要です.

例えば,各路線の交通荷重の特性が分かれば,限られた維持管理費の中でどの路線に対して優先的にその費用を投入すればよいのかを判断できます.

 
 

TTESのB-WIMの特徴

  • センサ設置からデータ分析・診断まですべて対応
  • 破壊力学に基づき余寿命分析が可能
  • 技術開発により従来のシステムをパッケージ化し,高速化・精度向上を実現
  • あらゆる橋梁形式に対応(鋼床版,RC橋梁,PC橋梁,連続桁など)
  • リアルタイム処理により,過積載車両の取り締まりにも活用可能
  • 車両通過台数を把握し,交通量調査での利用もご提案

 

B-WIMの形態

項目

利用センサ
※各レーンあたり

通信方法

出力情報

利用目的

適応条件

内容

・ひずみセンサ

・加速度センサ

 状況に応じて用意

・近距離: Wifi ほか

・遠方:LTE3G対応

・人力回収対応

・車両重量

・車両速度

・車両通過時刻

・車両軸数

・軸間距離

・軸重

・過積載確認

・活荷重調査

・交通流の確認

・補強効果確認・補助

・単純桁

・連続桁は交通量に依存

・鋼桁(鋼床版含む)

RCPCも実績あり

・渋滞・速度変化がないこと

備考

裏面に施工のため、道路規制不要

12週間程度の連続計測を実施することが多い

 
 

交通荷重把握の方法

B-WIMでは,車両が橋梁上を通過した時に生じる橋梁部材の応答から,逆解析によって車両重量を算出します.

具体的には,1車線あたり3つのひずみゲージを設置し,算出されるひずみ波形を分析して,車両重量,車軸数,軸重量,速度などを算出します.測定にあたっては,まず重量が既知の車両を通過させ,キャリブレーションを行う必要があります.

B-WIMは,車両が走行している状態でその重量を測定することができるため,交通を乱すことがありません.また,測定に必要となるセンサを橋梁の下面に設置することから,橋面上の作業が不要で,その存在を運転者に気づかれることがないといった利点もあります.

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独自の処理アルゴリズム

TTESのB-WIMは,数々の実橋梁でのデータ処理経験に基づきアルゴリズムの改良を重ね,解析精度の向上を実現しています.

  • 実測ひずみ波形に含まれるノイズをスプライン関数を用いて除去
  • 隣接レーンを走行する車両の影響除去による重量補正
  • 横断方向走行位置推定手法を用いた重量補正

これらの処理アルゴリズムについては,現在 特許出願中 です.

 
 

実施フロー

実施計画から結果の分析までワンストップで対応します.

  1. 計測準備・設計
    ・センサ設置
  2. 計測・キャリブレーション
    ・影響線作成
    ・車両重量算出
  3. 分析・活用・過積載車両検出
    ・補修計画立案
    ・余寿命推定   ほか

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systemImage 関連資料

 
 

B-WIMシステム デモ画面

 
 

B-WIMの活用

活用例1:過積載車両の確認

B-WIM設置箇所を通過直後に車両重量が判明します.B-WIMの適用で,過積載車減少へつながります.

※計量法に従っていないので,精緻な測定器へ誘導します.


活用例2:交通状況の把握

B-WIMを連続で適用することで,道路の利用状況がわかります.

B-WIM利用により道路状況を統計データとして蓄積できます.


活用例3:道路利用状況の把握

交通状況の把握を面的に拡張することで,重量なネットワークの維持管理に活用します.