橋梁点検・調査

 TTESでは,道路・鉄道両方の鋼製橋梁・鋼製橋脚の健全度を把握するために, 様々な調査を行っています.
 特に疲労き裂に対しては,疲労のエキスパートが,迅速かつ適切にき裂の有無の判定,検査・評価を行います.

目視調査・全般検査・随時検査

 鋼製橋梁・橋脚の点検調査を行い,健全度の把握を行います.
 点検して橋梁の現状を把握することは,安全な交通を確保することに繋がり,その後の維持管理を効率的に行うために非常に重要です.

 また,変状や損傷が見つかった場合には,損傷レベルに応じ,詳細調査の必要性の有無,補修・補強方法の提案もいたします.

 鋼製の道路橋・鉄道橋であれば,急な依頼にも点検から報告書作成まで迅速かつ丁寧に対応いたします.

詳細調査・個別検査

 目視点検などで異常が見つかった場合は,各種非破壊検査を行います.
 疲労き裂が見つかった場合には,疲労き裂診断のエキスパートが損傷発生の原因究明や補修・補強方法の提案をいたします.

MT (Magnetic Particle Testing:磁粉探傷試験)
 橋梁部材の表面に発生した疲労き裂の疑いがある損傷を磁粉探傷試験を用いて診断します.
 疲労き裂と判定された場合には,迅速に補修・補強方法の提案もいたします.

UT (Ultrasonic Testing:超音波探傷試験)
 超音波探傷試験を用い,部材内部でのき裂長さや溶接欠陥などの内部欠陥の有無の判別を行います.
 欠陥の状況に応じた補修・補強方法の提案もいたします.

マクロ試験
 溶接部に対する試験の一種で,溶接部の断面や表面を丁寧に研磨し腐食液で処理して観察します.
 これにより,溶接部の断面や表面の溶込み,熱影響部,欠陥などの状況を肉眼で確認可能にします.

ACMセンサを用いた腐食環境評価
 腐食環境をモニタリング可能なACMセンサを用いて,橋梁の腐食環境を定量的に評価します.これにより,既設橋梁の塗装塗替え時期の検討や新規橋梁の塗装系の検討などが可能になります.
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各種測定
 橋梁部材にひずみゲージや変位計などを設置して橋梁の応力状態などを把握し,損傷要因分析や健全度の判定をいたします.

   

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