メッセージ

「橋を生かす」
橋は古くなれば架け替えるものでしょうか.
橋は歴史とともにその重要性を増していきます.
いつも使っている橋が,明日から不通になったなら,きっと遠回りしなければなりません.
もしかしたら,大渋滞を数ヶ月間引き起こすことになるかもしれません.
現実的には,架け替えなんてできません.
今あるものを大事に使っていくことが大切です.
人間も歳を重ねるにつれ,病院での検査を頻繁にうけて健康管理に気を使います.
橋でも常に健康管理を行い,問題が生じたら適切な処置を施すことが大切です.
この健康管理の技術を取り入れた橋が,
われわれの提案するインテリジェント化された橋.
すなわちスマートブリッジです.

「健康診断 (橋梁では:点検・調査)」
人間が病気になったら,どうしたらいいでしょうか.
自分で,寝ていれば治る,病院に行くといった判断をすると思います.
また,病気の早期発見のためには定期的に人間ドックに行って健康状態を把握することも重要です.
橋では「点検」を行い,「経過観察」「補修」「緊急補修」といった対応が必要になります.
自分の身体のことなら,自分でわかります.
橋の場合はそうはいきません.
まずは,橋梁を見せてください.
豊富な経験を有する弊社チームは,橋梁の悪くなり易い箇所を知っています.
調査の上で,最適な補修方法などをご提案させていただきます.
定期点検では,塗装の塗り替え時期で足場があるときに,ご連絡いただけると双方ハッピーです.
車輛や電車通行時に変な音がするなどという場合にご連絡いただければ,
臨時点検のためにすぐに現場に伺います.
橋梁点検・調査とは

「治療・手術方法の考案 (橋梁では:構造解析)」
人間の治療・手術の方法は日々進化しています.
たとえば,胆石の手術は以前は開腹が必要でしたが,今は腹腔鏡手術が一般的です.
お医者さんの日々の研究努力の賜物といえるでしょう.
もし,橋梁が損傷して補修が必要になったとき,どうするでしょうか.
2000年以降,補修の事例も増えて様々な工法が開発されています.
橋梁は一品生産品であり,各々が異なる特徴を有しています.
どんな工法が適しているか,既存の工法が妥当であるか,新たな工法の可能性がないか,
などを検討する必要があります.
人間なら人体実験ですが,橋梁の場合は実験とシミュレーションです.
近年の解析技術の向上により,高度なシミュレーションが可能となっています.
設計は,解析精度がある程度低くても安全側であれば良いのですが,
補修は,既にある現実物体を扱う以上,そのものズバリの精度が必要とされます.
弊社は,現場と設計,研究といった様々な業務に携わる技術者を揃えております.
補修が必要になった場合には,弊社の解析検討で効率的な工法を選定してみてはいかがでしょうか.
症状によっては,「補修の必要性なし」 の判断もいたします.
構造解析とは

「健康管理の技術(生活環境編) (橋梁では:Weigh-In-Motion)」
毎日の負荷がどれくらいか判れば,どんな症状が発生するのかわかります.
毎日重い荷物を運んで,階段を上り下りしていたら,膝を悪くするかもしれません.
橋への負荷には,風雨・地震・錆・熱・交通など様々あります.
そしてそれぞれからくる症状があります.
身体にとって特に負荷となるのは想定と違うことが起きたときです.
それは橋にとって過積載車両の通過です.
設計値以上の重さの車両がとおるのですから,非常に辛い状況です.
どれほどの重さの車両が通過しているのかを把握する技術をTTESは持っています.
それがWeigh-In-Motion(WIM)です.
WIMは,橋を秤として考えて,通過する車の重さを測定します.
しかも,TTESのWIMは全自動で重量の算出を可能にしています.
Weigh-In-Motionとは

「健康管理の技術(健康診断編) (橋梁では:長期管理システム)」
風邪を引くなどして,身体に異常が発生したら,関節が痛くなるのは人間だけではありません.
橋に異常が発生したら,それは橋の挙動に現れます.
この挙動を把握したり,検査をすることで,橋の健康診断はいかがでしょうか?
挙動の把握には数々の手段がありますので,ご連絡頂ければ幸いです.
一つには橋を支えている支承の動きを把握する方法があります.
橋は日射を受けて日中伸びて,夜には縮みます.
この動きを毎日計ることで健康診断を行います.
弊社では橋梁の健康診断を自動で行うシステムを提供しております.
長期管理システムとは
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