人口減少社会での橋梁維持管理コンサルティング
サービス概要
未来を語ることは難しいですが、将来の人口がどのように推移するのかは、現在の人口分布から概ね語ることができます。 日本の人口は2008年の1億2,808万人をピークに人口減少の一途を辿っています。
人口の減少とは対象的に増加してくるのが高齢化したインフラです。こちらも過去の建設実績から今後の推移が予想できます。2029年には50歳を超えるインフラが、橋梁で52%、トンネルで35%に上ることがわかっています。
人口の減少は、人口構成と医療の発達のため、老人の比率増加と労働人口の減少を引き起こしつつ進行します。即ち、税収の減少と人手不足の中で、手当を必要とするインフラが増大するのです。このような現状に対し、弊社では、1)インフラ維持管理の費用を減らす手段、2)今あるインフラを使い切る手段、3)本当に必要なものを選別する手段、を開発し、ご提案しています。
ご提案内容
1)維持管理費用の削減策
費用削減策として、簡単に橋梁のたわみを計測する INTEGRAL PLUS を開発提供しています。橋梁の性能を示す1つの指標として、また、人に依らない数値管理データのひとつとして、たわみを計測し時系列で管理システムを提供しています。
2)インフラを使い切る技術
インフラを使い切る技術として、重量規制橋梁向け警告表示システムを開発しています。管理基準を変更して重量規制をかけることで、最後は歩道橋になるまで使い切ることができます。そのためには、規制重量以上の車両が通過していないことを監視する必要があります。現在、試験適用先を探しています。
3)重要橋梁を選別する手段
重要橋梁を選別する手段として、う回路距離と交通量のデータを提供しています。橋の老朽化は橋単体で判断されますが、橋は地域の道路ネットワークを形成するもので、橋の劣化はその橋の必要性とは関係がありません。東京大学長井先生の研究を元に、う回路距離と交通量で、橋の重要度指標を提供しています。
- 水道広げず、橋は壊す…トヨタ膝元でも進む「街を畳む」選択(日経ビジネス)
- NHK Web特集「壊れたら もう直せない…」(2020/12/2放送 NHK クローズアップ現代 に「う回路評価サービス」の情報提供)
- う回路評価サービス
- 交通カウンタサービス
迂回路距離を利用した橋梁の評価について、2020年12月2日放映の NHK ニュースウォッチ9にて紹介されました。
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