2020.04.13
橋梁たわみ計測サービス INTEGRAL PLUS®
主な特徴
設置して,押して,通すだけのたわみ計測
その場でたわみがすぐに分かる
計測直後に活荷重たわみを確認できます.事務所に帰る前に気になる挙動や振動をその場で確認することで,作業の効率化を図ることができます.取得データは地図データ連係クラウドでも確認することができます.
作業者による誤差無し
設定不要で自動実行,荷重車の入退出を自動検出することから,誰が実施しても同じ結果を得ることができます.作業者に依存しないデータ収集は,維持管理DX・人口減少社会での必須技術です.
橋面上の作業で完結 安全な計測手法
センサを設置した箇所でのたわみ取得します.歩道部や地覆部などで作業員の安全を確保して計測ができます.河川協議,足場の組立,視線の確保などを必要としません.
<パンフレット>
ご活用例
- 跨線橋・跨道橋のたわみ計測 支間中央部付近に不動点の設置が困難な橋梁のたわみを計測することができます.
- 地方自治体での広域たわみ計測 効率的な運用により1日で50橋弱の橋梁のたわみを計測することができます.
- 架け替えまでの構造物の監視 架け替えが必要な橋の多くは,着工までに期間を要します.着工までの間も,構造物に変化がないかを定期的に計測することで数値管理に利用できます.
本技術は、国土交通省の新技術情報提供システム NETIS 、および、点検支援技術性能カタログに登録・掲載されており、公共事業へご活用できます。
<国土交通省関連>
- 新技術情報提供システム NETIS 登録番号: KT-200116-A、技術名称:橋梁たわみ計測技術
- 点検支援技術性能カタログ(案) 技術番号:BR030008-V0020、技術名:たわみ計測による耐荷性チェックシステム (日本工営との共同技術) 性能カタログ 性能確認シート
<関連記事>
<関連論文>
- 車輌通行に伴う加速度データを用いた橋梁の変位モニタリングに関する検討,土木学会第72回年次学術講演会,I-350 pp699-700,2017/9
- TWMシステムを用いた橋梁のたわみ計測,土木学会西部支部沖縄会,第7回技術研究発表会 pp146-147,2018/1
- Bridge Displacement Monitoring using Acceleration Measurement and Development of Efficient Bridge Management System,IABSE symposium,2018/9
機能・仕様
現場でデータを確認できる「タブレット型」を提供しています.
※「IoT端末型」の提供は終了しました.
ご利用について
一般的な利用では,荷重車を用意して頂き(弊社手配も可能),荷重車通過時の「たわみ」を計測することで,「荷重」と「たわみ」をセットで管理します.以下の適用範囲がございます.適宜ご相談ください.
適用範囲
・橋梁構造が単純桁であること.
・橋梁種別が鋼橋,PC橋,RC橋のいずれかであること.
例えば、制限速度が時速40kmであれば,⽀間⻑が最⼤45mの橋梁を計測可能.
よくあるご質問
従来のPC+データロガー+加速度計のセットよりもより手軽に計測できるIoT計測機器です。
GPS+3G通信を搭載し、WEBアプリケーションへのアップロードから保存まで自動で行うことができます。
富山・浜松などでのべ200橋以上で適用した実績がございます.
架替前の橋梁の継続監視や橋梁の定量的な指標の取得などのためにご利用いただいております.
単純桁の橋梁に限ります.鋼,RC,PCなどの材質は問いません.
時速40km/hの走行試験に対して,支間長は40m以下の橋梁に適用が可能です.詳しくは対応表をご参照下さい.
※周辺環境により適用の判断が難しい場合は,お気軽にお問い合わせ下さい.
橋梁の支間中央の左右の地覆に計測器を設置して,荷重車を通過させて,加速度を取得します.
取得した加速度をクラウド上の解析アルゴリズムで分析して,活荷重たわみに変換し,その結果を専用のWEBアプリケーションにて管理します.
計測に関しては定期的に安定した計測を実施するため,初回のみ専用治具の設置を推奨しています.
車両通行時の活荷重たわみを計測できます.
※静的たわみや死荷重たわみなどはINTEGRALで計測することはできません.
ご不明点はこちらからお問い合わせください。