会議のカルチャー

2021.05.12   ビジネス 

記事:石川 裕治

社員10万人以上の大企業から、10人未満の当社に移り、1年ほど経ちました。
いろいろ違うことがあって新鮮な毎日ですが、その一つが会議です。会議って会社の文化を表す代表例ではないでしょうか。

大企業では、意思決定の必要な事項は何で、そのために何の会議が必要で、どのタイミングで誰が同席しなければいけないか、というルールが規定されています。規定内容は、用語定義、案件の種別、案件の初期段階から最終段階までにおけるフェーズ分け、各フェーズの会議開催ルールなどになります。その規定書はかなりのページ数となり、その策定や改訂自体も意思決定のプロセスが規定されています。

一方、10人未満の会社では、全員に情報共有し、必要と思われる人に、必要な意見や確認をもらい、合意形成がなされます。とくに、テレワークになった今は、会議という形式にもとらわれず、オフライン、オンラインを駆使して、スピードを上げています。

大企業の世界は、美しいコーポレートガバナンスでした。
ルールを守ることは大変ですが、ルールがあれば社内向けの変な配慮で悩むことも無く、多くの部署の多くの人が連携して行動できます。社内のどの階層の人も、ルールの弊害は認識しつつ、上場企業としての社会的責任を果たすべくルールを運用していました。

一方、小企業の世界は、本質への注力だと感じています。
「うちの会社、いろいろ面倒なルールがありまして」と苦笑いしながら、ご不便の言い訳をすることありますよね。少人数の組織ではルールが無くても円滑に活動できるため、お客様と自社、つまり、関わる人たち全員にとって一番良い方法は何か、という「本質」を考えることが唯一のルールになっています。それにより、社員は少ない労力で、お客様は素早く返事をもらえる、という WIN-WIN の世界ができあがっています。

ある意味理想の世界ですが「規模に応じたやり方がある」という単純な結論で終わってしまうのでしょうか? 大規模組織のメリットを享受しながら理想的な意思決定を目指す方法は無いのでしょうか? この1年、そんなことを考えるようになりました。

組織の進化については「ティール組織」が参考になりました。大企業と小企業という二元論ではなく、もっとたくさんの観点があるのでしょう。今後も、社外の方々からたくさんの刺激をいただきながら、スピーディーな活力のある組織として、進化を続けていきたいと思います。


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