重量規制・通行規制された橋梁の再開放

2024.04.10   ビジネス 

記事:菅沼 久忠

ここ最近、「重量規制された橋梁の再開放」の話題が増えてきた印象です。たとえば、何気なく不安だから10t規制をかけたとか、すでに規制の理由も分からないけれども規制され続けているといった橋梁が、地域のネットワークを考えると大変重要な交通の要所であり、改めて検討を行って規制を撤回して車両を通したいということかと思われます。そのような場合には、たとえば耐荷力試験を実施して、橋に十分な耐力があることを確認する作業になります。主なデータ取得の一つに、P-Δ関係を把握することがあります。荷重(P)と変位(Δ)の関係です。従来ですと、大掛かりなステージなどを組んで変位計を設置して変位(Δ)を取得していました。しかしながら、INTEGRALplus や DEGRIS を利用することで、橋面上の作業だけで簡易に高精度の活荷重たわみ(Δ)を取得できます。

橋梁の種別や、橋梁の状態などに応じて、耐荷力試験の実施内容は様々です。ここでは公開されている論文を示します。皆様の業務にお役に立てれば幸いです。

Document01:老朽化した小規模橋梁に対する維持管理手法の高度化
Document02:モニタリングやソフト対策などを取り入れた老朽化小規模橋梁に対する維持管理手法の高度化
Document03:Bailey Bridge の仮設・恒久的利用の国内外事例調査 に基づく恒久利用に向けた枠組み

※写真はアジア某国で実施された載荷試験の様子です


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